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【初心者向け】ガンプラにスミ入れ道具4つを比較&オススメ紹介

ドーモ、垂れ坊です

ガンプラを作ることに慣れてくると、「ちょっと手を加えてみたいな」という欲求が出てくると思います

そんな時、必ずオススメされるのがスミ入れ

ちょっとした道具と時間を使えば、誰でも完成度を高める事ができるので初心者でもやりやすいテクニックです

そんなスミ入れなのですが、いざ調べてみると道具がいくつかあるのがわかると思います

そこで今回は、スミ入れで使う道具4つを紹介するとともに、実際に使って使ってその違いを比較してみようと思います

今回の記事を読むことで、どのスミ入れ道具が自分に向いているかの参考になると思いますので、ぜひ最後まで見ていってください

●道具の紹介

今回使うのはシャープペン、スミ入れマーカー、流し込みスミ入れペン、スミ入れ塗料の4つ

ガンプラでスミ入れといえばこの4つのうちどれかを使う事になります

今回これらの実験台になるのはこちら

以前作ったEGのガンダム。元のキットの完成度が高いのですが、ご覧の通り全体的にややのっぺりした印象

だからこそ、手を加えた時にどれだけ変わったかわかるのでちょうどいいのです

ちなみにこのキットの紹介をした際にも顔だけですがスミ入れを行っています

このキットの脚パーツを使って比較を行います。両足両サイドを使えばちょうど4箇所。比較をするにはもってこいではないかと

●シャープペン

調べるとスミ入れ用のシャープペンみたいなのもあると思いますが、今回は100均で買ってきた0.3㎜のシャープペンを使います

理由はただ一つ。どっちも同じだからです

この道具のメリット、デメリットはこちら

●メリット:安価、手に入りやすい、手軽に線が引ける、塗装っぽいことも可能

●デメリット:線がかなり薄い、そして剥がれやすい

使った結果がこの通り

シャープペンだけあってかなり使いやすいのですが、見ての通り線はかなり薄いです。芯の濃さを変えればもう少し違いが出ると思います

そして右側を見て分かる通り塗装っぽいことはできますが、正直微妙なので素直に塗装したほうが無難です

また本当に細かい部分の塗装にも不得手なので、使うとしたらモールドに線を引く事のみにした方がいいでしょう

●スミ入れマーカー

こちらはペン先が極細タイプのマーカーで、細かい部分まで手描きでスミ入れできるのが特徴です

使い方もシャープペンとほぼ同じなので使い勝手は良いと思います

●メリット:シャープペン同様の使い方ができる、シャープペンより濃い線が描ける、塗装っぽいことも可能

●デメリット:線自体が濃いのでかなり目立つ

手書きなのではみ出る事があり、線を消したりするのにアルコールが必要

使った結果はこちら

使い方は一緒でもシャープペンよりかなりはっきり線が見えますし、塗装に使った部分もしっかり塗られてるのがわかると思います

ただ、逆を言えばシャープペンよりはいいというレベル。線がやや薄く太すぎるので悪目立ちする可能性もあります

それでも汎用性は高いので、ある程度目立たない場所に使ったりちょっとした部分塗装をするのもアリではないでしょうか

「ちょっと色薄くね?」と思ったのですが、これグレーのマーカーなので、ブラックを使えばもうちょいはっきりした線になると思います

●流し込みスミ入れペン

●メリット:モールド(溝)があれば少しペン先を押すだけでインクがスッと流れてキレイな線が引ける、塗装っぽいことも可能

●デメリット:モールドがあれば問答無用で流れていくので、意図しない場所へ流れる可能性がある。逆にモールドが浅いと上手く流れていかない事がある

インクの量によっては線が濃くなる事がある。消しゴムでも消せるが場所によっては消しにくい

ペン先を押し込むことでインクが流れ出す仕組みになっており、それによってパーツに沿ってスッと線ができあがるようになっています

使った結果はこちら

ペン先を押し込む仕組み上どうしても跡ができてしまいます。これを消しゴムかアルコールで濡らした綿棒などで処理します。処理後はこんな感じになります(ついでに塗り忘れた部分も塗装してます)

スミ入れマーカーより補足、それでいてしっかりとした線ができてるのがわかると思います

塗装した部分もやや薄いながらしっかり塗られているので、部分塗装に使えなくもないです

ただ、先程も書いたとおり仕組み上どうしても処理をする必要がある場合もあるので消しゴムなどを使う必要があります

それとペン先を押し込む以上本当に小さく細かい場所へのスミ入れは難しいかなというところ

なので、使うとしたらペン先が入り処理しやすい面積を持つモールドのスミ入れに使うようにしたほうが良いと思います

●スミ入れ塗料

メリット:スミ入れペンより流れ込みやすく、キレイな線が引ける、どんな場所でも流れ込んでいくので手早くスミ入れができる汎用性の高さ

●デメリット:塗料独特の匂いがする

モールドがあれば問答無用で流れていくので、意図しない場所へ流れる可能性がある。逆にモールドが浅いと上手く流れていかない事がある

処置をするのにエナメル溶剤と綿棒は必須(この時モールドが浅いと余分な塗料と一緒にスミ入れした部分まで拭き取ってしまう可能性がある)

溶剤が浸透してパーツを破損させる危険があるので関節等に使うには注意が必要

使い方としては、キャップに付いているこちらの筆を使ってスミ入れを行います

なお塗料が瓶の底に沈殿してる事があるので、使う前は必ずキャップをしっかり締めた上でよく振ってから使いましょう

その結果がこちら

ちょっと塗料をつけすぎてしまったので、これをエナメル溶剤と綿棒を使って処理します

綿棒は模型用のもありますが、今回はどこにでもある普通の綿棒を使います

処理したのがこちら

これはエナメル溶剤と綿棒で処理した後なのですが、部分塗装の方は間違いなくオススメできないです

筆をつけた瞬間塗料が広がり、問答無用で侵食しました

そして塗料の希釈されてるため色がのらず単純に汚れただけ、という状況に……

スミ入れの方はスミ入れペンを使った時とほぼ同じように溝に沿って一気に塗料が広がったので手間をかけずに線が引けた感じです

ただ、つける時は量を調整してつけないと今回のように塗料が余分にはみ出てしまい処理が面倒です

●まとめ

今回はスミ入れに使う4つの道具の紹介とそれぞれを使った様子を書かせていただきました

個人的に

とっつきやすさはシャープペン

もうちょっとステップアップしたいならスミ入れマーカー

長い目で見れば早いうちに使い慣れておきたいのがスミ入れ塗料

塗料の匂いが苦手なら流し込みスミ入れペン

といった感じです

それぞれで良さがあるので、自分に合いそうな道具から使っていくといいでしょう

ちなみに俺は、スミ入れ塗料がオススメです

ではまた!