ドーモ、垂れ坊です
前回ゲッターロボアークについて記事を紹介しましたが、その流れ……でというわけではないですが、今回は石川賢先生の漫画の個人的ランキングのトップ3までを紹介したいと思います
なおこのランキングからは「ゲッターロボ」「虚無戦記」は除外してます
理由は
ゲッターロボ:有名すぎる
虚無戦記:石川賢先生の集大成ともいえる作品で、もはや殿堂入りするレベルに面白いし好きなのであえて除外
というわけで上記二つを除いた石川賢先生作品の中で、俺が読んで面白かったと思った作品を紹介していきます
ランキング
3位:爆末伝
タイトルからある程度わかるように、日本の幕末を舞台にした作品
個人的にこの作品の魅力は、石川賢先生お得意の「時代劇×トンデモSF」の融合が見事に決まってる点、そして兵器の描き方が本当に巧い点
小型爆撃機に巨大空中戦艦、そして巨大なからくりロボットなど単体で見れば明らかに幕末の日本にはないオーバーテクノロジーの産物なのに、その時代にありそうと思えるモノの組み合わせと、圧倒的作画で謎の説得力を生みだしている
それらを舞台に大立ち回りする主人公の「馬並平九郎」をはじめとした、倫理も常識もどこかに置いてきたような考えの登場人物達がとにかく暴れまわるので見ていて最後まで飽きの来ないのも魅力
「俺達にはこの国は狭すぎる!」
物語の最後で叫ばれたこの台詞が、それを見事に物語っているなと思っている
2位:極道兵器
ゲッターロボ以外で一般的に名が知られていると思っている作品
元傭兵の凶暴すぎるヤクザ「岩鬼 将造」が、日本政府の手により体の一部を兵器に改造されて「極道兵器」となり、世界を牛耳る組織「デス・ドロップ・マフィア」から日本を守るために戦う作品
様々な兵器を文字通り身につけて戦うのが魅力の一つでもあるこの作品ですが、実のところ1巻の無改造状態の将造の時点でも魅力満載なのである
物語の初め頃、数年ぶりに戻ってきた地元の様変わりっぷりを見て将造が憤るシーンがあるのですが、個人的に今の日本に対しての憤りにも言いたい事を言ってくれているようでものすごく好きです
それがこちら

あまり知られていませんが、Vシネマとはいえ実写映画も存在しており、アマゾンプライムビデオで見ることができます
主演は、現在You Tuberとしても活躍しておられる「現代忍者TAK」こと「坂口 拓」さん
ちょっと前に「狂武蔵」という作品の主演を努めてたり、実写版「キングダム」に出演していたことでも有名な方です
Amazon.co.jp: 極道兵器を観る | Prime Video
さらに前身となる読み切り連載も存在しており、こちらの主人公はある意味で将造よりもイカれてるのが魅力
なんせ余すところなく兵器にした自分の奥さんの遺体片手にカチコミかけてますからね
エロ・グロ・ナンセンスの三拍子揃った、石川賢先生の狂気の天才っぷり全開となっているので機会があれば是非読んでみてください

1位:魔空八犬伝
「石川賢漫画でオススメってある?」と聞かれたら虚無戦記以外でなら間違いなく推す作品
戦国時代を舞台に、魔空間という特殊な場所に存在する黄金の城を巡って、城に取り憑かれた歴代の武将や魑魅魍魎達と戦いを繰り広げる……という、元ネタは言うまでもなく「八犬伝」ですが、名前など少々使った程度でほぼいつもの石川賢先生作品
この作品の魅力は、個人的に最高水準と思っている物語の壮大さ、作画の見応え、登場人物の魅力……そして(大変失礼ながら)石川賢先生の作品の中では珍しくめちゃくちゃキチンと終わっている。この4つにあると確信しています
読み終わっても打ち切りエンドで涙をのむ必要がない。そういった意味でも安心してオススメできる作品です
最後に
石川賢先生はこれら以外にも素晴らしい作品が多々あります
このランキングが参考……になるとは思えないですが、これをきっかけに作品を見ていただければ幸いです
ではまた!