ドーモ、垂れ坊です
今回はHG 1/144 RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL]のレビューをします
ちなみに、このプラモ作り復帰後初のHGキットだったりします。年数に換算すると約20数年ぶりといったところでしょうか
復帰後初のHGがガンダム。う~ん、オーソドックス

こちらはガンダム40周年記念で作られたHGのガンプラで、「美しいポージング」と「可動性能とプロポーション」を追求し、より人間らしい自然なポージングを実現できる、というのがウリとなっています
発売日が2020年6月6日。お値段は税込み2,200円
エントリーグレード以来のファーストガンダムなので、その違いも楽しめたらなと思っています
ちなみにエントリーグレードを組んだ時の記事はこちらになってますので、もしよろしければ御覧ください
開封
箱の中身は以下の通り

ランナーは全部で10個、シールはツインアイのみ
エントリーグレード組んだ時も思ったのですが、最近のガンプラはパーツの成型色のみで完成度高めていってるのが素直にすごい。シール貼りが正直苦手な人間としてはこんなにありがたい事はない……!
余剰パーツもないのも個人的に高評価。作っていく過程でランナーがどんどんなくなっていって最後にはスッキリできるのは嬉しい限り
そして驚いたのが、ポリキャップ類が皆無という点
プラモといえば普通に入ってると思っていた人間としては「あれなしで作れるんだ……」という事実に驚かざるを得ませんでした
説明書もパッケージと同じ表紙で、中を開くとガンダムの設定説明とこれまでのHGの歴史っぽいのがざっくり載ってます


完成品
開封後、大体3日ほど時間をかけて素組を終えました
「時間かけすぎじゃね?」と思われそうですが、一気に作らず日々の習慣のようにチマチマ作っていくスタイルなのでどうしてもそれぐらいかかってしまうのです
ともあれ、完成したキットがこちら

パーツの都合か、本家よりも悪人っぽい面構えになってます。それと色調が従来よりも淡く落ち着いているのが特徴的
気になったのはそれぐらいで、全体的にパーツの合わせ目やゲート跡は目立たないので、普通に組むだけでもかなり満足のいく出来になるんじゃないかと
そして色々なところで言われていますが、確かに腰が細くくびれができていてスタイリッシュなプロポーションをしていますね。
Amazonなどではこのプロポーションを批判する意見もチラホラありました。
確かに従来のガンダムと比べたら細いなぁとは思いますが、リアリティよりもポージングの自由度を優先した結果と考えれば特に気になるものでもないかなと。
そんなわけで外観に不満はなかったのですが、やはり素組だとどうしても地味~に感じてしまいます
特に顔面。白い……白すぎる……!
というわけで顔面を中心に全体的に軽くスミ入れを施しました
それがこちら

やっぱり顔面に墨入れすると一気にガンダムらしさがでるなぁ、と個人的に満足
モールドのスミ入れも、なかなかいい感じになったんじゃないかと思ってます
ちなみにスミ入れに使ったのは「タミヤ スミ入れ塗料 (ブラック)」
初心者の方でもささっとカンタンに完成度を高められるので、機会があれば是非どうぞ
ちなみに仕上げや修正ができるようエナメル溶剤とセットで買うことをオススメします
可動域
このキットのウリとしている要素になっている可動域
結論から言わせてもらうと、めっちゃ動かせます
どれくらい動かせるかは、各部位ごとに説明していきます
上半身
腕は最近のガンプラということもあってしっかり上まであげられるようになってます
この辺りはもはや基本となっているそうです。昔のキットしか知らん身としてはちょっとしたジェネレーションギャップを感じざるを得ない



肩は引き出し式構造になっているので、腕周りの自由度はかなり高いです

左手には手の平パーツも付属。というか右手用が付属してませんでした
どうしてなんだろう……どうせなら両方欲しかった

手首はこのように引き出して可動するようになっているので、柔軟なポージングにも対応できそうです

腕もしっかりVの字に折り畳めるようになっています。昔のLの字ぐらいが精々の可動域しかない昔のガンプラと比べたら、やっぱり柔軟性が段違いだなぁ……

手首の可動と組み合わせることで、背中のビームサーベルの抜刀ポーズも可能
腰は左右にある程度まで曲げられるので、柔軟なポージングにも対応可能
ここが可動するだけで大分ポージングに影響出る。その事はEGの頃に結構実感させられました

胴体もここまで曲げられるので、より柔らかな体勢を作ること出来ます


フロントスカート。前は独立してますが、後ろは一体型。左右も結構大きく広がってくれる構造

そのおかげで、このように足を大きく横に広げられますし、

前後にもこの通りほぼ垂直に伸ばすことができます
さらに脚全体の稼働も柔軟で、体操選手かってぐらい動かせますので、大抵のポージングをさせることはできるでしょう(といっても、さすがにIの字立ちは難しいでしょうが)

足先の可動も広く、横にも多少動かせられるので、これまた立たせる時に苦労するという事はあまりないんじゃないかなと

アクションベース用の差込口もしっかりあるので、別売りのアクションベースを使って下記のようにポージングさせられます

付属武器
付属武器はビームサーベル、ビームライフル、シールドの3つ
これだけあれば最低限ガンダム出来ますよっていう基本装備となっています

ビームサーベルは2本。ビーム刃がやったら長い気がするけど、これが標準サイズなんだろうか……

ビームライフル。シンプルな作りながらディテールはしっかりしてます
一つ不満があるとすれば、差し込み用の凸の収納がない、スコープのパーツが後ろから突き出てるせいで見た目が少々よろしくない事ぐらいでしょうか
スコープはこのように横に可動するので、好きな角度にすることができます
持ち手も同様に動くので、こちらも好きな角度にして握らせたり添えさせることができます

差込口に指すことで腰にマウントさせることが可能

ビームライフル専用の握り手も完備。

シールドも全部パーツの成型色のみでこの完成度
昔はどこかしらシールを張っていたと思うけど、この辺りも技術の進歩を感じる
シールドの付け方は2種類あり、一つはこのように手首の引き出し機構に挟み込むスタイル
この時持ち手はシールドに添う形で取り付けています
もう一つは持ち手を使うスタイル。上記の引き出し機構に付けたまま持たせることも出来ますし、右の画像のように持ち手だけで持たせることも出来ます
腕への接続パーツと持ち手を外すことで背中の差込口に差して背中にマウントさせることも可能
こういったところは割とポロリしやすい印象なのですが、意外にしっかりつけられるのでそうカンタンにポロッと落ちることはなさそうです
ポージング集
せっかくなので色々ポージングさせまくったので、それらをざっと掲載。参考の一助になれば嬉しいです
ポージングは説明書の画像を参考にしたり、なんとなくかっこよさげなポーズを取らせたりと、かなり適当かつ自由にやってみました
その割には結構サマになってるのが多いんじゃないでしょうか(自画自賛

ちなみにこんな風に「立たないんじゃね?」と思えるようなポーズでもきっちり立ってくれるのは驚き

かっこよさげなポーズもいいですが、ちょっと遊びココロも入れたいこの頃
コンセプトは「テレビのチャンネル変える感覚でライフル撃つガンダム」
こんなやる気のない射撃するガンダム、世界にここだけしかいないんじゃなかろうか
個人的に適当に放り捨てられたサーベルがいい味出してる……と思いたい
ともあれ、やる気の無さが伝わっていればコンセプト的には大成功です

そしてガンダムのプラモ作ったなら誰でも一度はやったであろう、ラストシューティングの再現
ネットの画像とか他の方々の作品を参考にしながら頑張りましたが、やっぱり角度とか地味に違う……
でも、今の俺にはこれが精一杯……
最後に
以上で「機動戦士ガンダム RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL]」のレビューを終了します
記事内でも言いましたが、プロポーションなど人を選ぶ外観をしているのは間違いないです
それでも「美しいポージング」と「可動性能とプロポーション」というウリとコンセプトは間違いなく表現できてるので買って損はないですし、作った後も楽しめるキットでした
なにせ時間を忘れて写真で撮った以外のポージングも色々させまくってたぐらいでしたから
しかも動かしまくってもパーツのポロリなどはほぼなかったので、そういった意味でもかなりストレスを感じさせないのも好印象
別売りのアクションベースも合わせて用意しておけば、もっと幅広いポージングをさせることもできるんじゃないかと思います
俺のようにプラモ復帰勢でも気軽に楽しめるので、もしよければ是非手に取って作ってみてください
ではまた!
ホビーサーチでも販売してますので、よろしければこちらもどうぞ

