プラモデル

初の可変機 30MM 1/144 エスポジットβ レビュー

ドーモ、垂れ坊です

今回は30MMシリーズの最新キットの一つであるエスポジットβのレビューを行います

このキットはシリーズ初の可変機という事もあって、今までのキットにはない楽しみがありますので、その辺も伝えていきたいと思います

外観

地球連合軍の機体という事もあって全体的に角ばっており、シルエットはアルトに近い感じがします

身体の各部にはいつもの3mmジョイントに加え、膝周りにC字ジョイントがついています

合わせ目なども目立たずすっきりしてるのが印象的

カラーリングはホワイト&パープル

最大の特徴は足。気づいた方もいるようですが、どう見ても前後逆に見えると思いますがこれが仕様です

俺も初めて見た時は「あれ、間違えたか?」と思ってしまったぐらいです

ちなみに逆にするとこんな感じ

どう考えてもこっちの方がしっくりくるし、バランスもとりやすいんだよなぁ……

可動

・首

左右にはやや傾げさせる事は可能

関節がこのように若干前後に動す事が出来ます

ここを動かして仰向けにしたり俯かせたりさせられます

・腕

肩は横に垂直にでき、回転させればバンザイもこの通り

腕もくの字に曲げられ、大体のポージングをさせるのには支障はなさそう

ハンドパーツはいつもの如く武器持ち手一つ

この辺りは今までの30MMと大差ないかなぁというところ

・腰

左右にはやや動く程度なものの、後ろには大きく倒せます。その角度、なんと脅威の90度! 完全にあお向けにさせる事が出来ます

・足

上記で言った通り、向き逆じゃね? と思いたくなるがこれが仕様な足先が特徴

アーマーの干渉があるとはいえ開脚は十分

股関節はこのようにスイングできる構造

そのため、このように前後にも大体180度動かせられます

膝もしっかりと曲げられます。なので、このように完全な膝立ちもさせられます

・武器

武器はツインウイングライフルが2丁と腰にマウントしているツインウイングシールド

装備させるとこんな感じ

ライフルは段落ちモールドになっていて合わせ目は目立たない仕様

側面には3mmジョイントが1か所あり

シールドは腕にも取り付けて可能

今のところ保持力は問題ないです

可変

そしていよいよこのキット最大の売りである

 

をさせてみたいと思います

まず腰のシールドを外します

次に腰を後ろに倒してあおむけの姿勢にします

足を膝から曲げて背中の後ろに足裏を付けるようにセット

腕を付け根から90度後ろに曲げ、肩アーマーを開きます

最後に肩アーマーにシールドを装着し、足に専用のジョイントを使ってライフルを付けて完成です

全体図はこんな感じ

個人的には「これで飛ぶってのはちょっと無理あるんじゃね?」などと思ってしまいましたが、世の中には「それじゃ飛ばんやろ」と言いたくなる可変機もあるので、多少はね……

ちなみにこのキットに「エグザビークル(エアファイターVer)」でカスタマイズすると、色合いとの相性もいいのでめっちゃしっくりきます

あまりにしっくりきたので「これってカスタム前提じゃね?」と勘繰ったなどと

・良い点

可変機能

なんといっても初の可変機であること。いつの時代も変形するロボってのは男心をくすぐるものなのです

変形自体も装備の取り付け以外差し替えなしでカンタンにできるのも良し

・悪い点

・自立させにくい

このキットは上で紹介した通り足のつけ方が独特です

そのためいつもと勝手が違うため自立させにくい感じがしました

・関節が緩くなる可能性がある

変形機の宿命と言っても過言じゃないかもしれませんが、変形させていくと各部が緩くなる可能性があります

とはいえ、あまりガチャガチャ変形させなければそこまでひどい事にはならないとは思いますが、念のため

まとめ

以上で、エスポジットβのレビューを終了します

まとめると

・30MMの良さを残しつつしっかり変形機構を取り入れた良キット

・ただし変形キット特有の関節のゆるみや、特徴的すぎる足による自立のさせにくさには注意が必要

といったところです

そこに各種オプションパーツを付けていくことで、自分だけの可変機を作り出す……という楽しみ方をするのもいいと思います

ではまた!