ドーモ、垂れ坊です
皆さんの中には自己投資の一環として、読書をしている方が結構いると思います
しかし一方で「最近時間がないから読む時間がない」とか「読んでみたいけど厚さで読む気力が……」と本を読むのを躊躇ってたり始められなかったりしている方々もいるでしょう

その気持ち
超わかります
なので、今回はそんな方々のために、今まで読んでみてタメになった漫画を3つ紹介します
漫画と言いましたが、どれも「マンガでわかるシリーズ」と呼ばれる、実用書(自己啓発書)のコミカライズ作品
なので普通の漫画とは違うものの、読んで損はないので是非読んで欲しい
これらを読むことでのメリットは主に二つ
1:気になっていたけど読んでなかった実用書の内容をお手軽に知れる
2:漫画をきっかけに原作を読む意欲が湧く
どちらも皆様のタメになると断言しますので、是非最後まで見ていってください!
オススメ漫画1:多動力
ホリエモンこと堀江貴文さんのベストセラーが原作の作品
以下、ざっくりとしたあらすじ
どこにでもいるサラリーマンの「鈴木」は、ある日千年に一度の宇宙磁気の影響で会社ごと無人島に転移してしまう
突然の出来事に不安になる鈴木達社員を尻目に、優秀だけど変わり者の先輩社員「堀口」だけはワクワクした様子でサバイバル生活を謳歌し始める
その様子に心惹かれた鈴木は堀口と行動を共にする事で、常識に囚われない「多動力」を駆使した生き方を知っていく
堀江さんの本は極論だったりかなりぶっ飛んだ事を言うことがありますが、この漫画は「いきなり無人島に転移してサバイバルする」というシチュエーションがぶっ飛んでます。自己啓発書のコミカライズで違う場所に転移するとか始めてみましたよ……
・タメになったポイント
物語内では堀口は様々な事を鈴木に教えていますが、その中で特に
見切り発車は成功のもと
この言葉が刺さりました
これは食料確保のため、島の動物を捕まえる罠を作るという時に出た言葉で「確かに……」と思わず呟いてしまいました
様々な人が何かに挑戦しようと思った時、「◎◎を勉強してから」「もっと準備してから」とか理由をつけて行動に移しません
確かに最低限の準備(やろうとしてることの基礎知識とか)は必要なのは否定しませんが、逆を言えばそれさえ準備できればあとは行動あるのみでしょう。何をするにしても実行しなきゃ何も始まらないんですから
勢いで始めたら失敗するかもしれない。けれど長い期間綿密に計画して1回行動するより、パパっと決めて行動してトライ&エラーを繰り返したほうが絶対いいモノができるし、その経験は無駄にならない。個人的には同意せざるを得ませんでした
とはいえこの言葉にも限度があって、最近見かけた「退職金の米国の某個別株に全ブチ込みする」という、おそらくガチの見切り発車だけはやめときましょうね! その道は地獄への片道切符なんで!
オススメ漫画2:マンガでよくわかる 超集中力
メンタリストDaiGoさんのベストセラーが原作の作品
以下、ざっくりとしたあらすじ
主人公のめぐみは漫画家志望のOL。ある日出版社に持ち込みに行った際、憧れの漫画家である大林と出会い、「参考になるかも」と『超集中力(原作)』を渡される
「もらったのだからせっかくだし読んでみよう」と本を読み始めためぐみは、読み進めていくうちに超集中力の魅力を知り、自分の夢を叶えるために身につけていこうと決意する
実はこの作品を見るまで知らなかったのですが、集中力は前頭葉を使ってでしか出せない。そして1日に使える集中力は決まっている(作中ではウィルパワーと呼ばれています)
そしてウィルパワーはちょっとした決断でも消費してしまう
だから日常を過ごす環境や習慣を変えて、ウィルパワーを少しでも消費しないように心がけることが大事
この辺りが知った時はちょっとした衝撃を受けました
この本を読むまでは「集中力って本人次第でナンボでも出せるだろ」と思っていたのでなおさらです
タメになったポイント
運動をすることでウィルパワーを回復して集中力を取り戻せるという点
運動の大切は今ではどこでも言われていますが、ここでも登場しました
作業をする前に短い時間の運動をする事で脳が活性化されて集中力を高められる、というのも勿論参考になったのですが、疲れた時こそ運動をするべきというのは意外でした
作業をする時は基本的に座りっぱなしである事が多いので、運動をする事で血行を良くしたり、感情がポジティブな方向に傾けたりする事で仕事への意欲が増して集中力が増す、との事
「ホントかぁ?」と思ったので、実際やってみたのですが、確かに運動前より集中力が上がったように感じられました
メンタリスト、侮れねぇ……!
他にも、目を癒やせば集中力を回復できるという事
皆さんも作業とかをしている時「頭使いすぎて疲れた……」と集中力を切らす場面があると思います
実はあれはほとんどが目の疲れが原因だそうです
というのも、脳は大部分の情報を視覚から得ています。その目の筋肉の緊張状態(長時間ディスプレイなどを見続けるなど目を動かさない時間が続けたりなど)が長く続くことで目の筋肉が疲労を起こします
すると、脳はこの目の筋肉の疲れを「脳の疲れ」と認識してしまうんだそうです
つまり、目の疲れを取れば必然的に脳は「疲れがとれた」と思い込んで再び集中できるようになる、という事です
目の疲れのとり方は目を温める、目のストレッチをする、目を閉じるなど資格情報をある程度シャットアウトさせるなどがあります
個人的に一番てっとり早く出来るのはストレッチ
具体的には、目を強く閉じて、パッと見開くを数回やった後に目をゆっくりぐるぐる動かす方法があります。これなら場所を選ばず出来るのでオススメです
最後にタメになったのは、ポモドーロ・テクニック
これは結構有名な集中して作業する方法の1つとして知られているので、もしかしたら知っている方もいるのではないでしょうか?
方法は、25分間作業して、5分間休憩。これを繰り返すというもの
なにかしらの作業をする時は実践してますが、個人的にぶっ通しでやるより集中力は持続してるという実感はあります
オススメ漫画3:マンガでわかる 仕事は楽しいかね?
デイル・ドーテンさんのベストセラーが原作の作品
以下、簡単なあらすじ
主人公の奈津は、アルバイトの帰り道に見慣れないカフェを見つける
そこで知り合った実業家のマックス・エルモアからこう問いかけられた
「仕事は楽しいかね?」
そんな問いかけから始まった対話で、仕事に対する考えや目標に対する意識や価値観が覆されていく
原作では吹雪で足止めを食った主人公がマックス・エルモアという老人と対話をするという形式になっているのですが、こちらでは上のように日本の喫茶店が舞台に変更になっています
タメになったポイント
目標を建てることがむしろ弊害になるというちょっとした衝撃の事実
自分もそうですが、「何かしら行動する時は目標を立てるもの」と言われていますが、それがむしろ害になるってのはびっくりするじゃないですか?
でも冷静に考えてみれば頷ける点もあります
・目標を実現する事自体が目的になってしまう
・目標を立てたとしても、固執しすぎて変化に対応できなければならない
・未来は誰にもわからない
目標に向かって進むことが必ずしも間違ってはいない。けれども、多くの成功者達が人生のある時点で自分の目標を変えたことで成功しているのもまた事実と、本書でも語られています
マックスは「もし成功者が昔の夢を変えずにいたら」という例を出して以下の方々の事を語りました
・世界に名を轟かせた日本の映画監督「黒澤明」は画家を志していた
・SF作家の「星新一」は製薬の仕事をしていた
・ハリー・ポッターの作者「J・K・ローリング」は教師をしていた
これを見ると、確かにめっちゃ人生変わりますね……というより本人以外の著名人の人生も変えかねない事になってそう
と、ものすごい説得力を以って目標の弊害を叩きつけてきたマックス・エルモアが、代わりに送った言葉がこれ
試してみることに失敗はない
明日は今日と違う自分になる
つまり、本当に大切なのは目標を達成することよりも、その目標を達成するためにどうすればいいか常に試していく事
そして試すということは、色々なことにぶつかりながら試行錯誤を繰り返しながら、どうにかこうにか手当り次第にやってみる事。これらは、成功者達の行動をいくら分析しても得られない自分だけの経験になり、その結果日々新しい自分へとアップデートしていく事が大切だと、マックスは言います
また、何かを試しながら挑戦し続けることで自分の周りに転がっている様々な『偶然』や『思いつき』にも目を向けられるようになり、それが思わぬ化学反応を起こして新しいアイデアに生まれ、それがきっかけで成功への道が開かれるとも言っています
その一例としてコカ・コーラの誕生秘話があります
コカ・コーラが生まれた経緯には諸説ありますが、この本では元々頭痛薬だったコーラを、店員が水で割って飲んでいたのをジョン・ペンバートンが偶然見つけ、「これを炭酸水で割ったらどうだろう」と試した結果誕生したと描かれています
この話も、もしジョン・ペンバートンがその偶然をスルーして、勝手に薬を飲んだ店員を罰していただけだったら、もしかしたらコカ・コーラはこの世界になかったかもしれない。そう考えると、偶然から生まれた産物は案外馬鹿にできないものがありますね
最後に
今回は、読んでタメになった漫画を3つ紹介させていただきました
どの作品も読み応え(ついでにツッコミどころも)満載なので「どうせマンガだし」と読まず嫌いしてる人にこそ是非読んで欲しいです
マンガでわかるシリーズはこの他にも様々な作品があるので、これからも機会があれば紹介していきたいし、興味が出た方は是非調べて欲しいです。もしかしたら読みたいと思っていた本がシリーズでコミカライズされているかも……?
最後に、今回紹介した漫画の原作へのリンクを載せておきますので、原作を読みたい方はそちらを手にとってみてください
ではまた!