ドーモ、垂れ坊です
今回は販売して即売り切れしてしまったある意味話題のキットであるリシェッタのレビューをします

ちなみに俺は、朝一でビックカメラに買いに行ったので無事確保できました
あの異様な空気と、即座に消えていく関連商品……いやぁ、なかなか忘れられないわ
ともあれ、早速レビューしていきます
30MSとは
そもそも30MSってなんぞって話ですが、これはバンダイで発売されている「30 MINUTES MISSIONS」の派生作品で、正式名称は「30 MINUTES SISTERS」
どことなくコトブキヤの「フレームアームズシリーズ」の派生作品である「フレームアームズ・ガール」と似てますが、あちらはフレームアームズシリーズの美少女化ですが、こちらはそれぞれが独立している単独作品となっている点が違います
ただし双方のパーツに互換性がある点は同じなので、もしかしたら今後30MMを美少女化したキットが発売される日が来るかもしれません
ちなみにこのシリーズは例によってバックストーリーもあるようなので、もし興味がありましたらこちらから閲覧どうぞ
30 MINUTES SISTERS (bandai-hobby.net)
本体レビュー
内容は
・リシェッタ本体
・顔パーツ
・リングパーツ
・アーマーパーツ
が付属

素体状態はこんな感じで、ボディースーツっぽい感じ。通称ノーマルモードと呼ばれています
お腹のラインなど、細かな点にすごいこだわりを感じる。これがバンダイ驚異の技術力……!

他のパーツはこんな感じ。それぞれほぼ単色成型となっています
可動域
首のパーツが二分割されており、上下左右にある程度自由に、かつ自然と曲げられます
腕の可動は、肩が上下に180度曲げることが可能。腕はくの字に曲げられるので大体のポーズをさせるには苦労しないでしょう

足は、前後に大体80度ぐらい曲げられます。パーツの干渉があるのでIの字にさせられるほど柔軟性はなさそうです

横にも大体同じような角度まで広げる事はできます


膝は二重関節なのでここまで曲げられます。なのでギリッギリ立ち膝状態にさせる事は可能(それでも若干身体傾きますが)


足先は前後に動くのみで横にはほぼ動きません
パーツ

顔パーツは全3種類で、手は全2種類。大体必要最低限は揃ってるといったところです

こちらは背部につけるジョイントパーツ。これを使ってアクションベースに接続したり、30MMのバックパックを装備させることができます


これは首のジョイントパーツで、30MMの胴体に接続させるのに使います
これらを使ってポージングをいくつか。いくつか30MMのキットを使っています
!?!?
次にアームズモードと呼ばれている装備への換装をしてみます。説明書通りの手順で組んでみましょう

まず頭に猫耳っぽく見えるヘッドパーツを装着


次に腕と足のリングパーツを差し替え

次にしっぽを装着。これもノーマルモードで装着できる装備の一つ。こういうパーツはグリグリ動かせる事が多いのですが、リシェッタの場合は固定のまま


脚部へのパーツ取り付け。このパーツにも3mm穴やT字ジョイントがあるので自由に装備を増設できる模様

ここから武器を取り付け。まずは腕につけるダガー。このキットではノーマルモードでも装着できる唯一の武装です

最後に肩と手首にアーマーとクロ―を装着して……

アームズモード、完成

どことなくネコ科っぽさを思わせる武装が多く、まさに近接主体といった感じ
ちなみにクローにはこのように肉抜きがあるので、気になる人はパテとかで埋めるなどした方がいいです
他に気になる点はなく、差し替えも非常にラクで、なおかつポロリも今のところなかったかと

大きなパーツは精々クローぐらいなので、可動に関してもこの通りノーマルモードの時と大して変わらず
良い点
作りやすい
この点は30MMでもそうでしたが、基本的に各部のパーツは集約されていることが多く、さらに説明書でどのランナーを使うか明記されているので探す手間はかなり省けます
造形が良い
美少女プラモにおいてある意味最も重要な点ですが、リシェッタに関しては文句ないといったところ
バンダイは過去にも美少女プラモを出してはいたのですが、作りやすさや値段はともかくとして造形が正直う~ん……というキットが多くて手を出さなかったのですが、今回はその心配は無用です
美少女プラモといえばで有名なコトブキヤのフレームアームズ・ガールと比較しても正直見劣りはしてないんじゃないかと個人的には思ってます
悪い点
手パーツが少ない
これは30MMの時にも感じていたのですが、リシェッタでも握り手と武器持ち手のみしかなく、個人的に欲しかった平手パーツがなかったのが不満と言えば不満
美少女プラモはカッコいいポーズをつけさせるだけじゃなく、女の子らしい可愛いポーズもさせたいという人が多いので、ポージングの自由度を広げるためにもそうした平手は欲しかったところ
その点は豊富な手パーツが多く付属してる事が多いコトブキヤに軍配が上がりそうです
首パーツが折れやすい
リシェッタの情報を調べていて一番目についたのがこれ
関節折れ問題はプラモではよくある事なのですが、リシェッタはかなり折れやすい部類に入るようです
原因としてはパーツの素材が軟質なのに加えて首元が割とキツめだからだと思います。実際俺のリシェッタも若干折れかけました(まだ多少だったので瞬間接着剤で補強して事なきを得ました)
なので首を付ける時に「ちょっとキツイな」と思ったら、ヤスリで若干削っておくかメンタームなど軟膏を塗って動きやすくさせておく事をオススメします
ちなみに「もう折っちゃったよ……」という方は、メガミデバイスの肩関節が代用できるとの事なので、余っているならそちらを活用
メガミデバイス自体持ってない場合は、トップスセットの首パーツで代用できるようです。ただし接続径が違うので加工必須らしいのと、若干首が短くなるようなのでその辺は注意しましょう
まとめ
以上でリシェッタのレビューは終了します
個人的に造形、可動、作りやすさなど、どれも満足いく点が多く、さすがバンダイ製と思わせるキットでした
ただ、需要に対して供給がまるで追いついていないのが気になるところ
最近再版されたのですが、それでも即売り切れとなっているところが多く、まだまだ手軽に楽しむまではいかない模様
30MMは多少偏りがあるものの、まだ手に入りやすい状況ではあるので早くそのレベルまで安定した供給がされるといいなと思っています
ちなみに、この商品はオプションパーツも同時発売されており、そちらも無事手に入れているので後日レビューしていきたいと思っています
ではまた!