ドーモ、垂れ坊です
突然ですが、皆さんは
9月11日
この日何があったかご存じでしょうか?
この日はそう……
『RG 1/144スケール Hi-νガンダム』 の発売日でした!

当時はTwitterでも早々にトレンド入りを果たし、ガンダムベースを始めとした店舗に出来た超行列、各地で実施された転売対策、そしてそれに伴って排除された転売屋達の醜態などなど様々な情報が錯綜しました
今回はその中でも「転売対策」についてのお話になります
ちょっと長くなりますが、この話題について店側がどう思ってるのか参考になると思うので是非読んでいってください
転売対策について
転売対策と聞いて話題に上るのがこちらのツイート
注目すべきは張り出された注意書き
ちょっと読みにくいですが、そこには「ご購入時に内袋開封と一部ランナーのカットをお願いいたしております」の一文が
これがTwitter界隈から大絶賛。ネットニュースでも取り上げられるなどかなりの反響を呼びました
今回のHI-νガンダム発売においても、各地の店舗で様々な転売対策がされました
商品名及び消費税を回答できるか。商品に関するにクイズに答える事が出来るかなどなど……
その結果として日本語が不自由だった外国人転売屋達は大体一掃。日頃から苦い思いをしてきたモデラ―達は一矢報いることができたとまたまた歓喜の声を上げました(無論、メルカリなどを見るとそこを潜り抜けて売りに出している転売屋もいるにはいたのです……)
店側の見解
こうした転売対策について、行きつけの模型店の店長さんから話を聞くことが出来ました
結論としては「画期的だし賛同するけど、この店で実施するのは難しい」との事
理由としては以下の通り
・実際やるとなると店員や購入者に苦労を強いる事になる
・購入したモノはあくまで購入者のモノなので、それに店側が手を加える行為はかなり踏み込んだ決断になるから(あくまでこの店長さん個人の意見として)
特に後者は、転売問題が話題になっていて転売屋へのアタリが強くなっていたという事情もあって支持されたけど、懸念していた事態も十分あり得たのでものすごい決断だったんじゃないかとも仰ってました
ともあれ、もちろん店側としては転売対策に購入個数の制限をかけるなどこれまで通り可能な限りの事はするけれど、話題にあるような対策までには至れない、との事
確かに、転売対策とはいえ買ったものに手を加えられるというのは人によってはあまりいい気はしないだろうなとは思ってました。多分転売問題がここまで大事になってなければ賛否分かれた対策だっただろうなぁ……とは俺も思いました
それでもなお、転売屋ではなく本当に欲しい人に商品が渡るように願って決断してくれた「おもちゃのミッキー」さんには最大限の敬意を表したいです
「本当はこんな事しなくても皆さんが買えるようになるのが一番なんですけどね……」
最期にそう言った店長さんには、俺も完全同意でした
最後に
今回は、昨今の転売問題について模型屋視点での見解を書かせていただきました
普段こういった話を聞く機会はないので、かなり貴重な話を聞かせていただいたんじゃないかと思います
もし機会があれば、今後も模型屋視点でのお話を聞けたらまた記事にしたいと思います
ちなみに自分も、HI-νガンダムを手に入れるべく朝から街のビックカメラへ出撃してこの戦いに参加しました
その結果……無事に確保する事が出来ました!

上は街のビックカメラで購入し、下は話を聞かせていただいた模型店で買いました
ちなみにビックカメラは整理券制。模型店でもかなり大量に入荷していたものの、販売から1時間ぐらいでほぼ売り切れました
このようにHI-νガンダムは全国でも早々に売り切れ続出してましたが、販売前にバンダイから再販の告知が来てるので、今回買い損ねたとしてもその時を狙って買うのがいいかと
間違っても、メルカリなどで転売屋から高値で買わないようにしましょう
そうした活動が、プラモ業界から転売屋を追い出すことにつながると思うので
ではまた!