ドーモ、垂れ坊です
今回はこちらの書籍を紹介したいと思います
タイトルにもある通り、「何かしらの習慣を身につけていきたい」と思っているなら必ず読むべき一冊です
この記事では
- どうやって習慣を始めればいいかわからないし、続けるのも自信がない
- そもそも何をすればいいかわからない
という方々のために、本の内容から以下の項目をピックアップして紹介します
- かんたんに習慣を始められて、なおかつ日常生活に取り入れられる方法
- 『何を習慣化すればいいかわからない」という人向けに「続けるべき良い習慣」と「やめるべき悪い習慣」の紹介
あとで書きますが、この本を読んで実際にいくつか取り入れて実践してみた結果、見事習慣化させる事ができているので実用性は保証します
その実例はこちら
では早速いきましょう!
目次
この本のオススメポイント

この本を読んで、個人的にオススメしたいと思ったポイントは以下の4つ
・そもそも習慣とはなにか
・習慣化させる方法
・挫折しないための秘訣
・実践したい「良い習慣」とやめた方がいい「悪い習慣」
特に習慣の仕組みをキチンと文章として読んだ事なんてなかったので、改めて「そういうもんか」と認識することができました
習慣を身につけるためにおおよそ知っておきたい要素が詰まっている部分なので、今回はそれを重点的に紹介します
勿論これら以外にも知っておいて損はない情報はたくさんあるので、もし興味が湧いたら実際に手にとって読む事をオススメします
1:そもそも習慣となにか?

習慣とは、一言でいうなら「自分では意識せず何気なくやってしまうこと」です
例えば

「朝起きたらとりあえずスマホを見たりゲームする」

「洗面台に来たら歯を磨く」
こういった行動をほぼ無意識にやる事です
そしてこの無意識の行動は過去からの積み重ねによって作られていきます
上の「洗面台で歯を磨く」で例えるなら、最初は「顔洗ったら歯も磨くかぁ」ぐらいには、自分で意識して行動すると思います
それを数日、数週間、数ヶ月、数年続けた結果「顔洗い終わったら自然と歯ブラシを手に取る」といった無意識でやるレベルまで昇華されたのが「習慣」になってるのです
つまり、自分が習慣を身に着けたいならこの仕組みを使うしかないです
習慣が身につかない理由
とはいえ、「●●を始めよう!」と思って始めたのにちょっとだけやって習慣化できずに終わってしまった……という経験、結構あると思います。俺もありました
朝起きてスマホを見るのは習慣化できるのに、自分がやりたいと決めた事は習慣化できない
これ、なんとかしたいですよね?
となれば、この2つにどんな違いがあるのか調べるのが手っ取り早い。そしていちいち調べるのが面倒だと思うので、ざっくり結論を先に教えます
結論は、それが楽しいかつまらないかです
皆さんはスマホをいじるのは楽しいですよね。俺も楽しいです
でも習慣化させたい行動については楽しいかと聞かれれば、多分つまらないです
そして人間、それが例え自分にとって有益とわかっていてもつまらないとやりたがらないものです
ただ、逆を言えば自分が習慣化させたい事が「楽しい!」と思える仕組みを作ってしまえば、朝起きてスマホを見るレベルで簡単に、そして日常的にやりたい事ができるようになるんです
「じゃあどうやればそうなれるの?」
それをこれから説明します
2:かんたんに習慣化させる方法
結論から言えば「小さく始める」
これに尽きます
いや冗談じゃなくて、マジでそういうもんです。というか個人的にこれしかないです
人は日常のルーティンを崩されることを本能的に嫌う性質を持っています
なのでいきなり目標を大きく掲げて行動しようとすると、脳があれこれ理由をつけて続けることを拒み、その結果習慣が途切れてしまう
それをホメオスタシスと呼び、よっぽどのことがない限りほぼ全ての人に起こるそうです
それに関してざっくりと説明してる記事も過去に紹介しています
なので、このホメオスタシスが起こらないようにするためにも、まずは小さく始めることが大事なのです
本に書かれていた具体的な例を挙げると
・早起きする
・脱いだ靴を揃える
・目の前のゴミを拾う
などがあります
「マジでそんなのでいいの?」というレベルの事ばかりですが、それでいいんです
理由は、一言で言うなら「実績作り」のため
この実績作りがかなり重要で、どんな些細なことだろうと「自分はできた!」という実績があれば、それが積もり積もって自信へと繋がっていき、達成感をもたらしてくれます
その結果、他のことに挑戦する時もホメオスタシスに囚われる事なく行動できるようになるのです
ちなみに本には、そうした小さな習慣を続けた結果人生が大きく変わったケースも載っています
・毎日ゴミを捨てたら営業成績が上がった
・メルマガを書き続けたら本を出版することになった
・トイレ掃除を続けた結果、会社の業績が上がった
……これだけ見るとかなり胡散臭さしか感じねえ! と思うかもしれませんが(少なくとも俺は見出しを見た時はそう思いました)行動を起こしてからの心の動きなどがわかるので、興味があれば目を通すのもいいでしょう
3:挫折しない秘訣

個人的に習慣を始める理由と同じくらい重要なポイントだと思っているのがこれ
上記で誰でも簡単に習慣化できる行動を紹介しましたが、それでもやめてしまうのが人のサガというものです
理由は色々あると思いますが、大体は
「同じことばっかりするのが飽きた」
「なんか面倒になった」
この辺りじゃないでしょうか
簡単にスタートしたのだから、辞めるのも同じくらい簡単なもんです。誰だってそうです。俺もそうでした
だからこそ、せっかく始めた習慣を続けるためにも工夫が必要になってきます
そのための方法が5つ紹介されていますが、その中で個人的に特にオススメの方法はこの2つ
・「何のためにやるのか」を考える
・「~しなければならない」はNG
「何のためにやるのか」を考える
絶対にやっておくべきはこれ
いくら志を高く持とうと、ゴールが見えないことをやり続けられるほどツラいものはないです
なので、習慣化をしたいならこの「何のためにやるのか」を考えてから行動した方がいいです
例えばダイエットなら
「最近流行ってるからやってみよう」とかではなく「来年の夏までに●●キロにするために!」とか「来年には●●の服を着られるようになるために!」とか
そうして明確な目標さえ決めてしまえば行動は後からついてくるものです
~しなければならないはNG
習慣化できるかできないかは「それが楽しいかつまらないか」という事は説明したと思いますが、何かを決めて行動しているうちに、気がついたら「~しなければならない」と、目的と手段が入れ替わっちゃってる場合が結構あります
上でダイエットを例に出したのでここでも使いますが
・ダイエットしてるから甘いものを食べないようにしなければならない
・日々の運動を毎日30分しなければならない
こんな風に自分が決めたルールにがんじがらめにすればするほどストレスが溜まってしまい、いつしか苦痛に変わって習慣をやめてしまいます
そうならないために、自主的にその行動をしたいと思うことに考えをフォーカスしましょう
先程の例なら
・甘いものを食べないようにしなければならない→今日は甘いものを控えて、週末のチートデーにデザートを追加しよう。その時食べればより美味しく感じられる
・日々の運動を毎日30分しなければならない→30分運動することで身体に筋肉がついて痩せるスピードが上がるから目標体重に早く近づける
こんな風にポジティブな方向で考えて自主的に行動するように心がければ、挫折することなく習慣化できるようになります
4:実践したい「良い習慣」とやめた方がいい「悪い習慣」

習慣化しようと言っても、その中にも「良い習慣」と「悪い習慣」があります
最後に良い習慣と悪い習慣それぞれ紹介していきますので、自分の行動などを振り返りつつ参考にしてみてください
ちなみに、本の中には「良い習慣」が18個ほど列挙されていましたが、全部紹介すると長くなりすぎるので、個人的に実践していて効果を実感しているものをピックアップします
もし18個全部知りたいという方はぜひ本を手に入れて確かめてみてください
1:早起き
●習慣化させる方法:まず「起きる時間」を明確に決める。その次に「寝る時間」も決め、それも決まったら次は寝るまでの間にやる事をざっくりでいいので決めていく
本の中ではきっちり時間を決めようとありましたが、個人の生活スタイルによって変わるため、ここはざっくりで良いんじゃないかと思ってます
例:起きる時間は朝6時に起きる。8時間睡眠をしたいから午後10時までには寝る。そのためには9時ぐらいまでに家に帰って風呂や夕飯を済ませよう
2:筋トレ
●習慣化させる用法:まずはどれでもいいので1回だけやってみる。そしてその1回に慣れてきたら回数や種類を増やす。この時いきなり大幅に増やさず、確実に続くレベルにする事が大切
例:腕立てをまずは1回。それが続いたら5回、10回にしてみよう
3:読書
●習慣化させる方法:筋トレと同様、まずは1ページだけ読むなど無理のない範囲から始める。活字が苦手という人はマンガから入ってもOK。読む時間や場所などを決めておくとなお良し
例:夜、自宅の椅子やソファなどで10分だけ本を読む
4:貯金
●習慣化させる方法:貯金に意味を持たせる
本の中では口座を3つ作り、それぞれ「普通の貯金(給料が振り込まれる口座)」「目的貯金」「賢者の貯金」を作る事を勧めているが、そこまで資金を回る余裕がない場合は「目的貯金」から始めるのもアリ
例:給料の10分の1を「目的貯金」に貯めていく
1:タバコ・お酒
●やめる方法:目にしても一旦時間を置いてすぐ手を出さない。手を出してしまったら「これはまずいモノ」「これは身体に悪いモノ」というマイナスのイメージを脳に植え付ける行動を取る
例:タバコを吸ってしまったら、あえて咳き込んだり「まずい」と口に出して言ってみる
2:ギャンブル
●やめる方法:「これをやった場合、自分にどんなデメリットがあるだろう」と考えて、それを連想させていく
例:「パチンコに時間を使ってしまったら、家族との時間が取れなくなる。家族との時間が取れなくなったら最悪の場合、一家離散してしまう」
3:暴飲暴食
●やめる方法:暴飲暴食刷る前に「今から脂肪の塊を食べる」と強く意識する。また食べてる時の表情で不快な感情を表現するなどして脳を錯覚させる
4:ゲーム
●やめる方法:ゲームをする時は「幼稚な遊び」と言い換えて、脳に回避反応を取らせる。またはゲームの他に習慣を初めて、そちらを優先するようにする
どちらの習慣も人によっては思うところあると思います
例えばお酒やタバコも少量を「嗜む程度」に留めればむしろパフォーマンスが上がる場合もありますし、ゲームに関しても、内容によっては認知症の予防になったり記憶力向上につながるという研究結果も出てきているぐらいです
それになにより、そうした自分にとって「楽しいと思える事」がある事で日々を乗り切れるという人だっているでしょう。俺もそうです
なので、やめるべき習慣であろうと完全に辞める必要はなく「まずはちょっと減らしてみる」程度になるよう始めるなどでもいいと思います。そこは個人の価値観を尊重しますので、あくまで行動指針の参考程度に考えていただければ幸いです
最後に
「習慣化させる」と聞くとなんだか難しそうなイメージがありますが、こうして仕組みと方法がわかれば「なんかできそうな気がしてきた!」と思えるんじゃないでしょうか
実際やってみると最初の方で「これをやろう」と意識して行動すれば後は身体が覚えてやってくれるところまでいけます
なので、まずは「とりあえずやってみるかぁ」ぐらいのノリで行動してみましょう
今回は以上で終わりです。ではまた!