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話題のガンダム映画「閃光のハサウェイ」を鑑賞した感想(ネタバレ若干あり)

ドーモ、垂れ坊です

今回はタイトル通り、6月11日からようやく公開された映画「閃光のハサウェイ」をやっと観に行けたのでその感想記事となります

……ホント、ようやく公開ですよ。確か2回ぐらい延期になってますからね……お の れ コ ロ ナ

さておき、タイトル通り感想記事なので若干のネタバレも含んでいますので、見てない方は見た後に記事をご覧になる事をオススメします

もしくは原作小説を読んでから、というのでもいいでしょう。内容は多少変わるでしょうが、大筋は変えてこないと思いますので

評価:今のところ5点満点で4ぐらい

結論から言うと「面白いけど見たかったモノが満足に見られなかったのがマイナスポイント」というのが正直な意見

全体的な完成度は確かにものすごく高いです。話題になるだけあるし、制作サイドの気合を感じられます

映画情報が公開されてから言われていたキャラデザについても、キチンと本作を見るのが初めての俺としては全く気にならなかったのも影響してるのかも?(その意見に関しても、結局は慣れでどうとでもなるとは思いますが)

ただ、それだけに「これだけは見たかった!」と思っていた点で満足できなかったのがツライところ

例えるなら「楽しみにしてた弁当のメインのおかずだけが微妙な味だった」気分ですね

……これと似た経験したな、と色々思い返したところ、ギャレス・エドワーズ監督の作品『GODZILLA』で同じ感想を抱いてました。あれもとにかく見たいもの見せてくれなかったからなあ……

良かった点:映像完成度がものすごく高い

You Tubeで冒頭映像が公開されてから言われていたことですが、とにかく映像のレベルが高い。ここはさすが劇場作品といったところです

画面映えする建物の造形もそうですが、ハサウェイがマフティーメンバーと会話をするダバオの街並み、食事シーンに登場する食べ物だったりちょっとした小物類の作り込みもしっかりしているので、「登場人物がそこで生きてる」という実感を覚えさせられます

個人的に特に推したいのは市街戦

中盤MS戦の中を逃げ回るシーンがあるのですが、そこでの描写のなんと細かいこと

攻撃で溶けた建物の破片が道に降り注いで道路などを焼き溶かす描写や、MSが離着陸する時にバーニアで周囲の木々を焼き飛ばす描写などは、他の作品でもなかなかお目にかかった事がないので思わず「おぉ」と唸りました

メッサーとグフタス・カールの戦闘シーンもグリグリ動くわ臨場感たっぷりにぶつかりあうわで迫力しかありません

特にメッサーがビームサーベルで切り裂かれて火花を散らす様がかなり美しく表現されているのが印象的でした

それと、事前に情報だけは耳にしていてめちゃくちゃ気になった「ペーネロペーの飛行音がすごい」という話

実際劇場で聴いてみたら、明らかに他のMSとは違いました。Twitter上で見かけた言葉を引用するなら「怪獣の鳴き声を思わせる飛行音」で明らかにやべえのが来たなと見てる人間に察せられるような音でした

あんな飛行音鳴らしながらゲテモノフォルムのデカブツが高速で飛んできたら、絶対怖いわ

他に見所ですが、個人的にはハサウェイとタクシー運転手の会話

ハサウェイは先の未来を見据えて動いているつもりだけど、世間からは「そんな事より身近な問題をなんとかしてくれた方がありがたい」と思われてたり、自分達の行動に対して「暇なのかねぇ?」などとすげぇノンキな感想を抱かれてる事にショックを受けてるところに若さを感じました

でも実際問題、同じ立場に立たされたら運転手側の考えになるんじゃないかなと思います

悪かった点:MS戦闘が見づらい

結論から言うと「夜の空中戦がかなり見づらかった」のがマイナス評価

特に終盤にある「クスィーガンダム対ペーネロペー」は光源がほとんどない海上戦というのもあって特に見づらい

重厚な人間ドラマもガンダム作品の魅力の一つではありますが、なんといってもMSによる戦闘も華だと個人的に思っています

特にガンダム同士の戦いなんて最たるモンじゃないですか

それだけに、そこで満足できなかったのが本当に残念でした

反面、登場人物たちに思うところはあまりないです。第一章は顔見せというかそれぞれのキャラがどういう考えで動いているかを見せる事にフォーカスしてると思うので、まだ評価する段階じゃないかなぁと

まとめ

今回は残念な点がありましたが、ハサウェイは全三部作。つまりまだまだ始まったばかりの作品です

なので、きっとこれからも今回感じた不満を解消できるほどのモノが詰め込まれた作品になっている可能性もあるので、そこに期待を寄せたいと思います……その時はまた延期にならないといいな

なお、俺は原作小説は読んでないのですが、色々な媒体で扱われてるせいか結末がどんなものかだけは聞きかじってるというある意味ひでぇ状態です

とはいえ、今回の映画は原作と若干前提が違うらしいので(原作では「ベルトーチカ・チルドレン」の続きなのでクェスを殺してるけど、映画では「逆襲のシャア」の続きなのでチェーンを殺してる点とか)それがどう影響を及ぼしていくのかが楽しみです

……楽しみといえば、いまだ品薄状態のクスィーガンダムとペーネロペーの再販も楽しみにしてます

頼むぞ、BANDAIさん!

おまけ

ちなみに入場者特典でフィルムをもらえました。中身はこんな感じ

これは、何故か颯爽と馬に乗って現れたシャアを追いかけてるシーン

……そういえば「なんで馬に乗ってたんだアイツ」って結構言われてましたね

個人的にフィルムよりもGレコが鑑賞できる特典のほうが嬉しかったなどと。どちらも劇場で見たのですがかなり面白かったので

こちらも来月新作公開なので、今から楽しみです

ついでに何故か残っていた豪華版のパンフレットも購入(通常版は売り切れ。普通逆じゃね?)

豪華版にはMSなどの設定画集が付属。それがこちら

出てきたMSは網羅してるので読み応えありますし、なによりこういった本は好きな人にはたまらない一品じゃないかと

ちなみに俺はこういうの、大好きです

次もこういう特典付きパンフがあればいいなぁ……と期待してます

ではまた!